HISTORY
1993年12月...
※写真をクリックすると、
各地のビデオ(YouTube)がご覧になれます。
「地球を吹く」はイスラエルのネゲブ砂漠から始まり、ペルー/アンデス、ラダック/ヒマラヤ、アラスカ/マッキンレー、沖縄/久高島、と世界中の聖地に身を置き、大自然との交わりの中から妙なる響きを生み出してきました。
その記録はテレビなどで放映され、大きな反響を呼びました。
イスラエル篇は、1994年度のATP賞ノンフィクション部門優秀賞を受賞しています。

1993,12
イスラエル・ネゲブ砂漠

1994,05
ペルー・マチュピチュ遺跡

2001,06
カナダ・マッキンレー山
2002年 春・夏
世界各地を旅した「地球を吹く」は日本、熊野の地へ。南方熊楠も魅せられた自然の中で、芭蕉の句に想を得た演奏が繰り広げられました。
その模様は「夢見の芭蕉」(監督:青山真治)というタイトルでNHKハイビジョンで放送されました。

2002,08
和歌山・熊野
2007年 夏
日本列島を舞台に四季を3年間、合計12回の演奏をしながら日本を回る『地球を吹く in Japan』がスタート。
日本の細やかで変化に富んだ自然は近藤等則に新たな閃きと出会いを与え、多くの美しい旋律と映像が誕生しました。

2007 夏
千葉・九十九里浜

2007 秋
長野・富士見高原

2007 冬
山形・出羽三山

2007 春
埼玉・秩父
2009年 冬
『地球を吹く in Japan』も2年目。冬の夜、上賀茂神社(世界遺産)での演奏を皮切りに、春は渦潮、夏の日食、秋に雲海を吹きました。
地元の方々の協力を得て、多くのロケーションを巡る事が出来ました。
冬・春の模様は、WOWOWの「QUEST〜探求者たち〜」にて放送されました。

2009 冬
京都・上賀茂神社

2009 春
愛媛・来島海峡

2009 夏
沖縄・伊平屋島

2009 秋
九州・阿蘇
世界の大自然に較べたら日本の自然は箱庭のようで、何だか物足りなかった。
2002年、芭蕉の俳句からインスピレーションを得て、春の句 “古池や蛙飛びこむ水の音” 、夏の句 “閑けさや岩にしみいる蝉の声” を吹こうと、熊野へ出かけた。
この時、日本の自然の深さ、細やかさに気づかされた。日本の四季は地球の呼吸だと思ったのだ。
トランペットは呼吸楽器だから、日本の四季の移り変わりの呼吸と一緒に吹きたいと思った。
日本の四季と息を合わせる作業を、春夏秋冬を3巡りやりたい。
いよいよ2011年が第3巡り目となる。
